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痔の症状の一つに、「血栓痔」というものがあります。
血栓痔とは、肛門に小豆大の血栓、
あるいは血の瘤ができる病気のことで、
激しい痛みを伴うことで知られます。
ここでは、この血栓痔について説明します。
・血栓痔ができる原因と症状
血栓痔は、いぼ痔ができた後に、肛門に
負担がかかり続けることで発生することがほとんどです。
多くの場合、外痔核(肛門の外側にできるいぼ痔)にて発症します。
血栓痔になると、特に排泄や運動をしなくてもズキズキと肛門が痛み、
また、血栓による瘤が出来ているので、出血量も多いのが特徴です。
出血を繰り返すうちに肛門の皮膚がボロボロになていくので、
そうなる前に治したいものです。
放置し続けると血栓が大きくなったり、
患部が増えることもあるので注意しましょう。
・血栓痔の治療
血栓痔は、深刻化していない場合は
大体1か月程度で治ります。
病院にて診察し、外用薬などを処方してもらって
治療するのが一般的です。
また、患部を温めることでも症状の緩和、
治療に効果があるとされています。
血栓痔は、血液が肛門に溜まっている状態なので、
患部を温めて血行を促進することで、血栓を体内に吸収されていきます。
医薬品の使用と患部を温めるという治療を複合的に行うことで、
血栓痔を効果的に治療することができます。
血栓痔が深刻化し、通常の治療では治りにくいという際には、
切開手術などで治療することがあります。
これらの切開手術は簡易的なものなので、
日帰りで治療することもできます。
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